ご担当者:N様
設計担当者様:2名
導入の背景
高級腕時計の複雑な内部構造を来場者に分かりやすく伝え、展示会でのアイキャッチ効果を狙った拡大モデルが必要でした。
導入の決め手
細部機構の正確な再現と大型化しても高級感を損なわない加工・塗装技術、展示用途に対応した耐久性が評価されました。
導入後の効果
内部構造の直感的理解を促進し、展示会ブースの強力なアイキャッチとして商談機会増加とブランドイメージ向上に貢献しました。
私たちは、精密機器である腕時計の内部構造を来場者や顧客にどう伝えるかという課題を抱えていました。実物大の時計は繊細で美しいものの、部品は極めて小さく、展示会ではなかなかその魅力を理解してもらえません。
そこで、新しい製品の機構を分かりやすく訴求し、かつブースの目を引く存在として、内部構造を拡大して見せるモックアップの製作を決めました。技術力の高さとブランド価値を同時に訴求できる展示物になると考えたからです。
重要視したのは、時計特有の細かな歯車や機構を忠実に再現できる加工精度と、拡大モデルでも高級感を損なわない仕上げです。
金属部品はメタリック塗装や真空蒸着で質感を再現し、透明部品はアクリルで加工するなど、素材ごとの表現力も重視しました。
展示会で頻繁に使用するため、強度や耐久性も求められていました。
来場者が間近で見ても実物の魅力を損なわない品質と、長期使用に耐える堅牢性を両立できる技術力が最終的な決め手となりました。
完成した拡大モデルは、腕時計の内部構造をまるで教材のように分かりやすく示すことができ、来場者から「ここまで細部が見えるとは思わなかった」と驚きの声をいただきました。
複雑な機構が一目で理解できることで、技術力への信頼度が格段に向上しました。
ブースでは強力なアイキャッチとして機能し、立ち止まる人が増えたことで商談につながる機会も大幅に増加しました。
結果として、ブランドの技術力を訴求する効果が高まり、展示会の成果を引き上げる大きな要因となりました。一つの展示モデルが、集客と商談創出の両方に貢献する価値の高い成果物となったのです。
今後は部品単体をさらに拡大したモデルや、実際に歯車が動く仕組みを持つワーキングモデルの製作も検討しています。動作する機構を見せることで、さらに深い技術理解と感動を提供できると期待しています。
展示会だけでなく、ショールームや販売店での常設展示に活用することで、ブランド価値の訴求をさらに強化していきたいと考えています。継続的な試作支援をよろしくお願いします。
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