【基礎知識】デザインモデルを活用しよう！その効果と作り方

2024-05-28 00:05基礎知識

アイデアを形に表現し、インパクトを伝えるためのデザインモデル。
そのメリットと具体的な制作例について詳しく解説します。自身のアイデアを具体的に可視化したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

デザインモデルとは

製品やサービスの開発は複数のステップを経て行われます。デザインモデルは、その初期段階で、製品の見た目や感じ、そして操作感を確かめるために作られます。

"模型"や”デザインモック”と呼ばれることもあります。

デザインモデルを製作する主な理由は、開発チームやクライアントが製品に対する共通の理解を深めるためです。昔から「百聞は一見に如かず」と言いますが、聞くだけでなく実際に見ることで理解がより深まり、製品に対する共通認識も円滑に形成されます。

まず一つ目のメリットとして、フィードバックの収集があります。
デザインモデルを通して、関係者から具体的な意見や反応を得られるため、製品のデザインや機能に対する課題や改善点を具体的に特定できます。
これは、新たな視点や新たな発想を刺激するための効果的な手法です。

二つ目のメリットは、迅速な反復です。
デザインモデルを作成し、それに基づいて改善を繰り返すことによって、設計全体のスピードがアップし、高速なプロジェクト進行が可能になります。
また、これにより概念証明のサイクルも迅速に行うことができ、効率的な開発プロセスを実現します。

デザインモデルのもう一つの大きなメリットは、リスクとコストの削減につながることです。
問題が早期に発見されると、それに対応するためのコストや時間を節約することができます。
これは、製品開発における最も重要な要素の一つでしょう。

デザインモデルには種々様々な形式があります。

小さい物を大きく作ることも、大きい物を小さく作ることも可能です。
もちろん等倍モデルも作成可能です。

展示会で小さな製品を大きなデザインモデルにすることで、効果的なアイキャッチとなった例をご紹介します。

大まかな模型や試作品です。ラフモックを作成することでデザインの問題点や改善点を早期に発見することが可能になります。

内部構造を解説したい場合には、カバーを透明にしたり、半分に分けたりした模型を作成します。

通常、デザインモデルは動かない作りです。しかしご要望に応じて、動くモックを製作することが可能です。

各パーツを磁石で取り外し可能にしたモデルです。異なるデザインを比較することができます。

デザインモデルは、アイデアを具体的に可視化し、それを通じてフィードバックを得るという面で非常に効果的です。また、迅速な反復による開発プロセスの効率化や、リスクとコストの削減にも繋がります。自身のアイデアを一歩進めたいなら、デザインモデルの作成は絶対におすすめです。

デザインモデルについてまとめた資料は下記からダウンロード可能です。ぜひ、お役立てください。

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