【事業紹介】デザインモデル作成ガイド~成功への具体的な道筋
デザインモデル(デザインモック)の作成について詳しいガイドをお探しの企業担当者の皆様に向けて、今回のブログ記事では、具体的な作成手順から役立つポイントまでを詳しく解説します。
成功した製品開発の裏には、デザインモデルが欠かせません。その役割と効用を理解いただき、リスクとコストを削減し、効果的なフィードバックを得るための秘訣を、ぜひ本文を通して探ってみてください。
デザインモデルの作成準備
デザインモデルの作成にはまず
製品の目指す目標と、ユーザーにとってのメリットを明確に理解することが必須です。
その上で、ビジュアルデザイン、操作性、UIなどの要素に対して考察し、それら全てを一つのビジュアル表現として際立たせるには、どのようなモデルが相応しいのかを検討します。
デザインモデルの製造工程
モデルの目指す姿が明確になったら、製造工程に入ります。
材料は、容易に加工が可能で、表面処理をしやすい人工木材やアクリル等が使用されます。
これらの材料をマシニングセンターを用いて目指す形状に削り出し、磨きや組立などの手仕上げ工程を経た後に塗装や表面処理が行われます。
デザインモデルの製作を依頼するクライアント様は、多くの場合、どのような場面でデザインモデルを使用するのかを明確にされています。その情報を製造業者が共有することは、とても重要です。なぜなら、目的用途によって製作プロセスが大きく変わってくるからです。
- 形状だけの確認を目的としたモック
- 部分的に動作を再現する必要があるモック
- 製品と同等の外観を再現したいモック
- 展示会での注目を集めるために拡大または縮小したモック
など、様々なニーズに合わせたデザインモデルを作成することが求められます。
その後も各工程で生じるいくつかのチェックポイントがあります。
【ポイント1】 3Dデータの有無とパーツ分割等のCAD操作の必要性の確認
2Dやイラストからのデータ作成も可能ですが、費用やスケジュールの確保が必要です。
なお、当社では3Dデータ製作を専門とするモデリング部門も設けて、幅広いニーズに対応しています。
【ポイント2】 材料の選定
クライアント様のご希望と、使用目的や適用環境、塗装・印刷・表面処理などの二次加工の種類を考慮した製造業者からの提案を元に材料の選定を行います。
【ポイント3】 塗装に関する色見本や質感の選択
塗装については、色見本やカラーコードの準備が必要です。微細な色合いの調整は調色段階で進めていきます。また、質感も重要なポイントとなりますので、詳細な打ち合わせが必須です。
私達の塗装チームは社内で調色から対応しております。
【ポイント4】 表面処理に関する打合せと選択
会社や製品名のロゴを、シルク印刷で作るか、または簡易的なインレタで処理するかは、予算の兼ね合いにもよります。
さらに、真空蒸着やハーフ蒸着による鏡面が必要となるシーンもあるでしょう。蒸着の上にティント塗装をすることで、さらに風合いが変わります。
希望の仕上がりと予算、日程について打ち合わせの中で、議論をして決定していきます。
まとめ
デザインモデル作成に必要な事項をまとめましたがいかがだったでしょうか。成功の鍵は製品の目標認識、適切な材料選定、加工方法の検討などです。また、製造過程では2D/3Dデータ確認、材料や塗装の選定、表面処理などに重点を置きます。
私たちの豊かな経験を最大限に活用し、皆様が目指す成功へと導くデザインモデルの作成を、お手伝いさせていただきたいと思います。下記無料相談からお気軽にお問合せください。
デザインモデルについてまとめた資料は下記からダウンロード可能です。ぜひ、お役立てください。