
【基礎知識】初心者向け!試作品に最適なラッカー塗装 とウレタン塗装を徹底比較
プロダクトの試作品作成において、適切な塗装選びは品質と仕上がりに大きな影響を及ぼします。この記事では、ラッカー塗装とウレタン塗装の違い、特性、そしてそれぞれの適用場面について詳しく解説します。

ラッカー塗装とは?
特徴と利点
ラッカー塗装は、アクリルや他の樹脂を含んだ塗料を使った塗装方法です。
この塗装の最大の特徴は、乾燥が速いことです。塗った後すぐに乾くので、次の作業まで待つ時間が短くて済みます。そのため、短い製作期間の試作品にはぴったりです。
また、ラッカー塗料は色のバリエーションが豊富なので、調色しやすく、試作段階ならではの細やかな色変更による塗り替えへの対応が得意です。 塗り重ねることで濃度の調整も可能です。
さらに、塗った表面が綺麗に仕上がりやすく、磨きも簡単なので、初心者でも使いやすいです。
デメリット
しかし、ラッカー塗装にはデメリットもあります。
乾燥が速い反面、耐溶剤性や耐摩耗性はやや低く、強い摩擦で傷がつきやすい特性があります。
また、揮発性有機化合物(VOC)を含むため、適切な空調や換気を行う必要があります。最近では、環境や健康に配慮した低有害性の塗料も登場しています。
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ウレタン塗装とは?
特徴と利点
ウレタン塗料はポリウレタン樹脂を主成分とする塗料です。
この塗料は、衝撃や摩擦に強いことが特徴です。
厚い塗膜を形成でき、色が鮮やかで綺麗に仕上がるため、特にメタリック表現で力を発揮します。
光沢の持続性も高く、クリア塗料を併用することで素地の保護にも適しています。
厳しい環境にさらされる外壁などでは、さらに高耐久の塗料が使われることもありますが、一般的な試作品の塗装としてはウレタン塗料で十分な性能が得られます。
また、水への耐性も良く、安定した仕上がりを保ちやすいため、展示会やプレゼンテーションなどで長期間使用する試作品に向いています。
デメリット
一方で、ウレタン塗装には乾燥時間が長いというデメリットがあります。
乾燥に時間がかかるため、塗装後すぐに次の作業に移れないこともあります。
さらに、塗るときには技術と経験が必要で、初心者には少し難しいかもしれません。
また、ウレタン塗料も有害成分を含むことがありますので、適切な取り扱いと安全対策が必要です。近年では、環境に優しい成分を含むウレタン塗料も開発されており、これらを利用することで環境負荷を抑えることが可能です。
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実際の現場での選択肢
実際の試作品作成現場では、ラッカー塗装とウレタン塗装を用途に応じて使い分けることが一般的です。
たとえば、小規模な試作や初期のプロトタイプには、速乾性があり作業がしやすいラッカー塗装が選ばれます。
一方、展示会や最終プレゼンテーション向けの試作品には、耐久性が高く美しい仕上がりを提供するウレタン塗装が適しています。
具体的な現場の要件やスケジュールに基づいて、最適な塗装方法を選択することが重要です。これにより、プロジェクトの品質と効率を最大限に引き出すことが可能となります。
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まとめ
ラッカー塗装とウレタン塗装にはそれぞれ特長があります。ラッカー塗装は乾燥が速く、小さなプロジェクトや初めての試作に向いています。一方、ウレタン塗装は頑丈で美しい仕上がりが期待でき、特別な展示や長期間使う作品に向いています。どちらも作業環境やスケジュールに合った選択をすることが大切です。また、安全と環境に配慮した塗料を選ぶことも、作業者の健康と持続可能な開発のために重要です。それぞれの塗装方法の利点をしっかり理解した上で、最適な方法を選びましょう。
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