
光の見え方を開発初期に検証~LEDの光り方をコントローラーで確認
製品にLEDを組み込む際、光の印象や見え方は、意匠や使い勝手に大きく影響します。
特に、光源の色・明るさ・点滅パターンなどは、実際に目で見て確認することで、初めて判断できる場合も少なくありません。
この記事では 、製品開発の初期段階でLEDの光り方を手軽に試作・検証できる方法として、M5Dialを使った試作モデルをご紹介します。
色・明るさ・点滅をコントローラーで操作しながら、リアルタイムに光の印象を確認できるため、設計判断の迅速化にも貢献します。
とくに、スタートアップなど限られた予算や時間の中で製品開発を進める方にとって、光の見え方を早期に確認できることは、大きな判断材料になるとなるでしょう。
自分の目で“見て決める”ための試作
私たちがご紹介するのは、 コントローラー操作で自由に光り方を変えられる試作モデルです。
(※本試作では市販のマイコン搭載モジュール「M5Dial」を使用しています)
このコントローラー筐体は、当社にて独自に設計・開発したものです。
3Dプリンターを活用して筐体を製作し、M5Dialを内部に組み込むことで、操作しやすくコンパクトなユーザーインターフェースを実現しました。
照明を制御するプログラムを搭載し、M5Dialの「タッチ操作」や「ダイヤル操作」を使って、LEDの以下の要素をリアルタイムに調整・確認できます。
- 色(複数色切り替え)
- 明るさ(数値による段階調整)
- 点灯時間(ms単位)
- 消灯時間(ms単位)
「こう光らせると印象が違う」
「このパターンなら製品の雰囲気に合いそう」
といったフィードバックを、その場で試しながら検討できるのが大きな特長です。
▼ツールで光り方を調整している動画はこちらです。
試せるからこそ、見えてくること
- 「想像よりギラギラして見える」
- 「光源が目立ちすぎる」
こうした感覚的な違和感は、3Dデータや図面では分かりにくいものです。また、製品の使用環境によって感じ方は変わるため、実際に光っている状態を見る事が重要です。
その場で確認しながら方向性を決められれば、光の印象と製品の完成度が大きく向上し、「イメージと違った」という理由でのやり直しも減らせます。
同じ形状でも、光り方で大きく印象が変わるのではないでしょうか?光り方のパターンが色々変わる試作品の動画はこちらです。
部分的な検証だけでも対応可能です
Q. 光り方の検証だけでも試作してもらえますか?
A. はい、製品全体ではなく部分的な機能検証のみでも対応可能です。
LEDの色・点滅・明るさといった、「光の見え方」だけの確認も、目的に応じてご相談いただけます。
たとえば、
- 本体デザインは未確定だけど、光り方だけ試しておきたい
- 光りの色味とリズムの印象をあらかじめ確認しておきたい
こうした限定的な試作(機能試作)にも対応しています。
小規模な試作からスタートし、大きな成果へとつなげていきましょう。
まずは見て、決める。
製品に組み込む光の印象を、開発初期の段階で確認しておきたいときに、ぜひご活用ください。
こんな方におすすめです
- 製品にLEDを組み込む予定の設計・デザイン担当者
- 光の表現を早い段階で確認したい開発者
- 限られた予算・時間で最適な試作を行いたいスタートアップの方
- 展示モデルや提案ツールに“光る演出”を取り入れることを検討されている方
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