デザインモデル
(デザインモック)

デザインモデルとは?

デザインモデルとは、製品の外観や意匠を確認するために製作される試作品です。形状・色・質感を重視してつくられ、見た目の完成度を高めることが目的です。実際の機能を持たないことが多いですが、展示会やプレゼンテーションにも活用されます。

デザインモデルは、デザインモックと呼ばれることもあります。

車のデザインモデル

アルミ、アクリル、ABS、木材など様々な材質を使用して作成したヘリコプターモデル。切削やインサート注型、シルバー塗装や皮シボ調、グラデーション塗装、真空蒸着などの技術を活用しています。

ヘリコプターのデザインモデル

どんなときに使う?

デザインモデルは、次のような場面で活用されます。

  • 製品のデザインやコンセプトを検証したいとき
  • カラーリングや質感を実物で確認したいとき
  • 顧客や社内でデザインを共有・提案したいとき
  • 展示会やプレゼンテーションで訴求したいとき

よく使われる製作方法

切削加工
樹脂や金属を削り出して精度の高い外観を再現。塗装や仕上げにより本製品に近い質感を実現できます。表面の滑らかさや精密な形状表現に優れています。

3Dプリント
複雑形状を短納期で造形可能。デザイン確認や複数案比較に適しています。細かなディテールや内部構造も一体成形できるのが特徴です。

表面処理・塗装
実物に近い光沢・色味・手触りを再現するために必須。デザインモデルの完成度を大きく左右する重要な工程です。

よく使用される材料

用途や求める質感に応じて素材を選択します。

  • 樹脂:ABS、アクリル、POMなど(軽量・加工性が高い)
  • 金属:アルミ、真鍮(高級感や重量感を出したいとき)
  • 発泡材やウレタン:形状確認や軽量モデルに使用

関連用語

モックアップ製品の形状を実物大で再現した試作品。外観やサイズ感の確認に用いる
ワーキングモデル機能や動作確認を目的とした試作モデル
プロトタイプ外観と機能を兼ね備えた総合的な試作

試作製造での特徴

デザインモデルは、製品開発の初期段階で「見た目の完成度」を高めるための重要な試作です。デザインの方向性を社内外で共有しやすく、製品化への合意形成をスムーズに進める役割を担っています。特に展示会やプレゼンでは、実物に近い質感を持ったデザインモデルが有効です。

★関連サービス

デザインモデル

外観や意匠を重視したモックアップをデザインモデルと呼びます。

3Dプリンター

複雑な形状の製作や、短期間で簡易にデザイン比較をしたい場合に適する工法です。

塗装

外観や意匠を重視する場合、非常に重要となるのが塗装を含めたフェイスアップです。

印刷

ロゴやボタンに記載する文字などは、シルク印刷やインクジェット印刷で表現します。

表面処理

塗装・印刷以外にも、真空蒸着処理などの表面処理方法があります。

ブログ

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